こんにちは。

いくばるでございます。

今年のGWがゆっくり文章書いたり、日頃できない本のまとめ読みなんかをしたいなぁと思っております。


さてさて3月から2018卒の就職活動がスタートしておりますが、そろそろみなさんエントリーシート地獄に悩まされていることでしょう。

 

私も人材業界の一員として就活生がネットでどんな情報を得られるのかとリサーチしておりますが、まとめ系のサイト・ブログはゴミみたいな情報を発信し続けておりますね。
 

そもそも業界に従事している人が書くか、インタビューをしないとダメなんですよ。ほんと。


そんなゴミ情報に迷える就活生(転職生)のために、ざっくり10個のアドバイスをお届けいたします。

1.人材業界と言ってもかなり幅広い


「人が好きなので、人材業界を志望します」系の志望動機のみなさん。

あなたはすでに死んでます。


人材業界といっても非常に広い業界でございます。定義としては「人の採用、就労管理、退職のプロセスに関わるサービス業」と言ったところでしょうか。

わかりやすいところで言えば

・新卒採用(新卒ナビ媒体)(新卒紹介)
・中途採用(人材紹介、ダイレクトリクルーティング、リファーラルリクルーティング)
・人材派遣業
・請負業(アウトソーサー)
・社員教育サービス
・労務管理サービス  
・退職後支援サービス

  等々。



ちなみに簡単に羅列するだけで8個くらいありましたが、これ1個1個で働き方もキャリアビジョンも全然違いますからね!

ざっくりしたイメージで人材業界に行きたいってだけだと本当に痛い目見ますよ。まぁそもそも受からないと思いますが。


2.HR×テック トレンドの知識は必ず調べる


ちゃんとニュースを見ている意識高い系の就活生の君なら『人工知能』が世を賑わしていることを知っているでしょう。

 

その人口知能と親和性が高い業界が人材業界だったりするのです。なぜなら、人材業のコア機能の一つがマッチングだからです。これは従来人の経験や感覚に任せてやっておりましたが、昨今では急激にAIを活用したサービスがローンチされております。


また、もともと求人媒体で基盤を作ったリクルートグループが今やindeedを代表するITサービスへシフトしていっていることが象徴的ですね。

また、昨今急成長中のビズリーチなんかも要チェキなサービスでございます。


3.法律にとっても左右される業界です


そもそも、人材紹介(有料職業紹介事業)なんかは職安法で禁止されていた領域ですし、人材派遣事業なんかは数年に1回変わる派遣法に振り回されまくっております。

法律というのは変えるのに結構時間がかかりますが、運用に関してはその時の政府が干渉してくるため企業の労務担当者や人材系企業は常に法律に振り回されなければならないのです。

 

4.企業の採用手法が変化してます


まず、新卒。これはリクナビ・マイナビに代表されるナビ媒体が従来の中心でした。

(この手法は基本的には、高度経済成長時の採用モデルから変わっておりません。)


しかし、昨今はドラスティックな変化が訪れています。


簡単なところで言えば、新卒にも紹介市場ができエージェント会社のポジションが確立してまいりました。また、インターンが採用プロセスにおいて重要性が増しております。



中途市場においてはもっとおもしろく、ざっとあげるだけで

  ・人材紹介の市場拡大

  ・ダイレクトリクルーティングサービスの登場

  ・リファーラルリクルーティングサービス〃 

  ・(事務領域では)派遣から直接雇用への切り替えの増加

などなどです。



ここら辺のトレンドは押さえた上で、志望する会社(サービス)を選ぶべきでしょうね。


5.売上ランキング・年収ランキングも同様にあてにならない


これは数字のマジックがあり、学生が騙されやすいポイントです。

まずは売り上げランキング。人材業者といっても人材業だけ行っているわけでもありません。なので単純にホールディング等の連結での売り上げ高ランキングは意味がないに等しい。


自分が行きたいサービス領域が決まっているのなら、そのサービスごとの売上高を一個一個ピックアップして自分でランキングを作った方が100倍有用です。


また年収ランキングもマジックがあります。


例えば業界最大手リクルートさんに就職するとして、君が所属するのはリクルートHDなのかリクルートエージェントなのか。この違いによって年収は差が出ます。しかし年収ランキングに乗っているのは各会社のHD法人の年収であり、明らかに実態よりもつり上がった数字になります。


 くれぐれも騙されぬよう。

  ※そもそも平均値じゃなくて最頻値にしろよ。と思いますが。


6.過酷な業界というイメージは意外と嘘かも


人材業界と言えばよく言われるのが「大変そう」「残業多そう」「辛そう」です。



決して間違いではないのですが、世で言うほどなのか?と中にいて思います。だって私の所属する会社では、普通にママさんもいるし家庭を優先して働いている人もいる。



また、昨今労働基準監督署がガチで厳しくなっており、うちの会社も残業規制と有給消化奨励が出ております。働き方を創りだす人材会社はここら辺国内の企業の中でも進んで行く可能性が多い為、総論としてそんなにきつい業界でもないのではないでしょうか。



7.専門性はほとんどつきませんよ


これは入社して配属される部門にもよります。

ですが、営業職だと専門性はほぼつきません。ただただ浅く広い知識が永遠に求められ続けます。


まぁ、そんな中でコツコツと労働法規の運用方法などを学んだ人が勝ちかもしれませんね。


8.社会の歪みに耐えれるなら、面白い業界


人材業は基本的には仲介業です。そして人と企業の間に立って働く業界です。


なので、企業の方針で人の雇用が奪われたり、一方で働くひとが想像を絶するわがままだったり、常に自分の事情と関係ない原因で振り回されます。時に人を信じれなくなることもあるかもしれませんんが、その分人から感謝される仕事ですね。


9.人と話すことが好きな人な人は向いてないかも?


前項に被りますが、逆に人と話すのが好き!人が好き!って人だと人間の黒さを垣間見た時にショックで立ち直れなくなる可能性があります。

もちろん使命感で乗り越えられればいいでしょうが、入り口がポジティブな分ショックは大きいでしょうね。



どちらかと言うと向いている人は、人に対して中立に、ニュートラルになれる人。その上で心の奥底には自分の信念がある人が長続きすると思います。


10.人材業界に入って次は何をするのかを考える必要性


最後に身も蓋もない話ですが、人材業全般において離職率が高い業界です。

理由は様々あると思います。決してネガティブなものだけではないです。



ただし、10年務めるのは30%くらいだと思います(体感値)



なので、人材業に入るとしても次に何をやるのかは入る前から必ず考えるべきです。そして仮に入社しても常に自分の次のステージとポジションを常に探しながら動かないと詰む可能性があります。


人材業で3年間頑張れば「人事・総務」部門の仕事はどこかしら転がっているので死にはしないと思いますが。


最後に

私は人材業界が非常に好きです。

人が働くことに関われるというのは、人の人生に関われるということです。

つまり、自分の仕事で他人の人生を幸せにすることができる。


綺麗事は限りなく少なく、泥臭い仕事ですが、それでも人の為に働いていることを実感できるこの仕事に誇りを持っております。

会社は違っても、そんな気持ちを共有できる人が同じ業界に来ていただけるのであれば幸せですね。



それでは、今回はここでサヨナラですー。

Written by いくばる