こんにちは。

いくばるでございます。
 

悶々と「仕事」や「人事」に考え続けるゴールデンウィークのいくばるでございます。(2回目)
 


ワタクシ実は法学部だったので19歳のころ一瞬憲法を勉強しました。

1年かけて学んだ結果今残っているのは「憲法は法律の王様」「憲法は国に対する法律」という2点だけです。コスパ悪すぎますね。


さて、先日オフィスの勉強会で課題解決が大事だ!という主張がございました。

はてさてそれって本当に一番大事なんでしょうか?というお話をしたいと思います。




まず、課題解決論者の大部分の意見は「現状を認識し、ゴールを設定してそのギャップを課題として捉え、ギャップを埋める施策を立て、PDCAを回せ」という一文でまとめられると思います。


なんか一見スマートですよね。男性が新卒入社の女子を口説く時の決め台詞にも使えそうな気がします。




基本的に私も日々の業務・オペレーションという意味では賛成でございます。でもそれを5年も10年も続けていたら確実に会社も個人も悲惨な状況に陥ります。



基本的に「シゴト」というのは「何を、どうやって、やる、そして確認する」という4つのプロセスに分解できます。えいごの方がビジネスっぽいので What→How→Do→Check ですね。

各プロセス毎に担当する人がおります。



What型:何をやるのか(どんな方向性に進むのか)を決める人     
 例)中小企業の社長、大企業の役員クラスの経営の方々

How型:Whatで決まった内容を「どうやってやるのか」ということを決める人々    
 例)中小企業の専務(副社長) 大手企業の本部長、経営企画部門

Do型:決定内容を落とし込んだ目標(KPI)が落ちてくるので、達成のためにひたすら働く人々       例)現場の奴隷の方々、下請け企業、外部雇用の方々

Check型:主にHowを作った人が担当
 



これでなんとなくわかったと思いますが、課題解決型というのは上記のHowを決める人たちに求められる思考なんですよ。

つまりスタートから「私、中間管理職になりたいんですー!!」と泣きながらすがっているようなものです。



どんだけ目線低めですか?

自己肯定感ゼロですか?






ちょっと真面目にコメントしますと、課題解決型では今後の世の中で現場ですら生きていけません。


理由は以下の3つです。



1)2010年以降ITの浸透が急速であり、今まで関係なかった分野の人たちも市場環境が急激に変化するから。

2)企業が抱えている課題が一つの製品やサービスでは簡単に解決できず、相手と深いレベルでの関係性を構築しないいけないから。

3)そもそも課題解決型の人が求めている独善的「答え」なんてこの世に存在しないから
 



3つ目は非常に根深いと思います。日頃大企業の現場ではたらいております私が感じるところだと、周りの皆さまは問題と解決策には「模範解答」があると信じている人が大半です。

月並みですが日本型の教育モデルの帰結だと思っております。



でも、本当に何が問題でどう解決すればいいか、なんて確信持って言える人はいるのでしょうか。少なくともその意見が100%正しいと証明できる人はいません。

 

なぜなら経済環境は生物系と同様に複雑系だからです。複雑系においては原因と結果の関係を断言することができません。

ちなみに友人でアメリカの某有名大学でポスドクしている者がおりますが、彼曰く「生物学の論文の再現性は体感値10%以下」と申しておりました。


では、どうすればいいのか。




課題を発見する人になればいいのです。


どうすればそうなるのか。



本来であれば、今までの歴史と市場環境を理解し、今後の社会をどうしたいのかという信念を持って、現状とのギャップを洗い出すことを「課題発見」というと思います。

しかし、前段2つはお勉強でできますが最後の信念を持つ、言い換えればビジョンを持つというのはちょっと才能的なところがあると思いますので、足切りになってしまうと思います。


なのでお手軽な方法考えました。

以下、「いくばる流課題発見プロセス」です。


【いくばる流課題発見プロセス】

ステップ1)課題はなんですか?とクライアントや関係者に聞きまくる

ステップ2)ヒアリングした課題を疑いまくる
      「本当にそれが課題なのか?(99%違う)」
      「なぜこの人はこれを課題と考えたのか?」
      「この人が課題を抽出した根拠は何か?」

ステップ3)相手が課題を考えた背景をベースに別の課題を考える

ステップ4)相手を納得させる根拠と論理を考える
 



この4ステップを踏めば間違いなく相手より一歩進んだ課題を設定することができます。

(その代わり、自分を過信している人には嫌われますが)
(そして根本的にパラダイムが変化していた場合は残念ながら有用ではないと思いますが)
 



課題を設定するということは、自分がしっかりと目の前の状況を理解し主体的な意見を持つということです。それによってぶつかることもあると思いますが、ただただ死んだ目をしてPDCAを回し続けるよりよっぽど仕事が楽しくなります。



ぜひ今までとは一寸違う考え方をして仕事に取り組んでみてください。新しい世界が少し見えるかもしれませんよ。






それでは、今回はここでサヨナラですー。

Written by いくばる