人材業界「いくばる」の気ままにブログ

某大手「人材サービス」会社で働くサラリーマン「いくばる」です。 転職者の支援・人材採用のノウハウ・派遣でのキャリアアップ等々を書いて参ります。

タグ:仕事

こんにちは。いくばるです。 

仕事探しって悩みますよね。
 
少なくとも仕事を変えようという時点で、今の仕事はベストな選択でなくなっているわけで少なからず悩んでいる状態だと思います。
その上で、では次の仕事を何にするのかという検討をしないといけないわけです。

さて今回は、その悩みに思考の軸を持って考えてみましょうという話でございます。

目次

 1.仕事選びになぜ軸が必要か?

 2.いくばる流仕事選びの価値観(軸)

 3.優先順位のつけ方

 4.まとめ




1.仕事選びになぜ軸が必要か?

突然ですが行動経済学ってご存知ですか。経済学というと数学を使って市場を分析する学問のイメージがあると思います。

しかし、行動経済学はそんな小難しい学問ではありません。
 
行動経済学とはシンプルに人間の選択について考える学問です。経済は売る人と買う人がいて成り立つものです。そしてその間には「選択」が必ずあります。洗濯機を買うにも何種類か比較して決定すると思います。
その比較検討決定のプロセスを選択と言います。

昔ながらの経済学は「人間とは合理的な選択をする生き物」という失敗しない前提で様々な市場の動きを考えます。
でも普通に失敗ってしますよね。(何なら今のあなたは職場選びに失敗したかもしれませんし)
普通の人間であれば「この買い物は失敗だったなぁ」という経験は数多くあると思います。

その失敗がなぜ起こるのかを、実験で一個一個明らかにしていく学問こそ行動経済学なんです。


で、なぜ「仕事選び」に行動経済学の話をするのか。

答えは簡単。
 
あなたは仕事選びにおいても直感的に選択をしてしまい「勢い」で就職先に行き、後悔するからです。
これはどれだけ慎重に決めようとしても必ずつきまとってきます。人間の思考形態がそうなっているからです。人間は右脳と左脳で問題を分析して、正解に近そうなものを選択するのですがちゃんとした軸がないと、右脳の感覚的な答えに流されるのです。

ではどうにか自分が選択したものを後悔しない方法はあるのか。

確実な方法はありません。
ただし、自分を冷静に分析して「こっちだったらいいのではないか」という理性的な選択はできます。

そのためには自分の考え方に流されない「レール」が必要です。
このレールがないと、磁石のようになんとなく流行っているや楽そうな選択指に流されます。たとえ学力が高くても右脳の選択というのは非常に強く無意識的なものなのです。

で、その「レール」とは何か。
これが「仕事選びの価値観(軸)なのです。

 

2.いくばる流仕事選びの価値観(軸)

この価値観正解はありません。
それはそうですよね。その人の今までの人生が価値観を構成しているわけで誰一人同じ人生を歩む人なんていませんから。

なので、まずは私いくばるの価値観をご紹介します。
私は仕事を『楽しくて儲かって社会のためになるもの』と捉えております。
もう少し分解しますと
 
【楽しい】
自分と似た考え方の人が多い職場、自分がやりたいこと、通勤が楽、感謝をしてくれる顧客に囲まれている、自分が圧倒的成長ができる業務等
 
【儲かる】
会社としての利益率が伸び続けている、利益を個人に正当に分配してくれる、会社の人数が増えている、平均年収より20%くらい多い年収等

【社会のためになる】
クライアントが感謝してくれる仕事、5年後のクライアント・市場・社会を見たとき「いい方向」に影響を与える

ということになります。
これがクリアできていれば3人のベンチャー企業でも普通人が嫌がる仕事でも構いません。もはや会社員であろうとアルバイト・経営者・自営業だろうと雇用形態にこだわりはありません。
だって自分が決めた価値観なので。

軸とは自分が何をして、何をしないかを決めるものなので設定するだけで相当肩の荷がおります。




3.優先順位のつけ方

ただし!
これを同時に満たす選択肢が訪れることはありません。それは労働市場・景気・自分の経験、スキルなど様々なことが関わってくるからです。全てが理想的な状況であれば満たすことはできますが、そんなことなかなかありませんよね。


それではどうするか。
選択肢は二つです。

1)自分でその場所を作る
2)優先順位をつけて長期計画で全てを満たす条件を探す

1の選択肢も私は常に考えております。むしろ「自分で作る」ために、今はさっきの価値観の中で譲れないものだけを満たすポジションで虎視眈々と狙っているというのが私の戦略です。
とはいえ、そこまでリスクは負えないよー。という方も多いと思います。
なので2番目の優先順位をつけていくことが有効です。



その優先順位のつけ方です。
はじめに自分が絶対にやりたくないことをあげましょう。これはその選択をした瞬間に無条件に不幸になりますので除外しなくてはなりません。


続いてこれだけは譲れないというものがあるはずです。
例えばいま子供がいて、年収350万円を切ると家計が持たないとか職場が明るく人間関係が良好でないと苦しくて仕方ないとか。
私の場合他を捨てたとしても「同世代+10歳くらいの人よりも成長できる(&市場全体が見える)環境」でした。転職したときは営業職でしたので成長とは「売れる」ことと「経営の仕方を見れる」でした。


そして次に必要なのがその選択が3年後・5年後どうなるのかを見越して優先順位をつけることです。
先に言ってしまいますが、予測はほとんど当たりません。
でもいいんです。今の時点で「どんな情報」をもとに「どんな中期計画」を立てたのか。ということが大切です。

言い忘れておりましたが、これは絶対ノートに残しておいてくださいね!
自分で考えたことなんか1日もしたら跡形もなく忘れますから。




4.まとめ

そしてその優先順位をベースに転職活動をすることです。
転職活動中はいろんなことに惑わされます。
人事がイケメン・美人とか、オフィスが綺麗とか、びっくりするぐらいの給料とか。

でも最初に自分が立てた価値観をベースに行動することをお勧めします。
迷ったら初心のノートに帰ることです。


ただし、行動していく中で自分の価値観って頭ではこう思ってたけど実際は違うかもしれないということは度々出てきます。
そしたら、なぜそう思ったのかという思考の記録も含めて書きながらあなたの価値観ノートに修正を入れてみてください。

本来であれば転職だけではなく常に自分の価値観の記録をノートにしていくと人生充実しますよ。(というか思い切りで選択することが減って納得がいく選択ができます)

一番はじめに書きました人間は感覚的に選択をするものです。そして感覚的な選択は往々にして後悔の種です。しっかりと自分が「なぜその選択をしたのか」を書いて客観的に確認をしながら進めてくださいね。

最後に、人間一番後悔しない方法は「自分のした選択を信じる」ことです。
一時自分の望んでいない状況が訪れたとしても、その時の選択は間違っていなかったと信じることで後悔はしなくなります。

しかし、逆に人間は自分がコストを払ったものから逃げることもできずらくなる生き物ですので、やはり納得がいくまで考えて考えて出した結論を選択したいものですね。


それでは、今回はここでサヨナラですー。
Written by いくばる









こんにちは。

いくばるでございます。
 

悶々と「仕事」や「人事」に考え続けるゴールデンウィークのいくばるでございます。(2回目)
 


ワタクシ実は法学部だったので19歳のころ一瞬憲法を勉強しました。

1年かけて学んだ結果今残っているのは「憲法は法律の王様」「憲法は国に対する法律」という2点だけです。コスパ悪すぎますね。


さて、先日オフィスの勉強会で課題解決が大事だ!という主張がございました。

はてさてそれって本当に一番大事なんでしょうか?というお話をしたいと思います。




まず、課題解決論者の大部分の意見は「現状を認識し、ゴールを設定してそのギャップを課題として捉え、ギャップを埋める施策を立て、PDCAを回せ」という一文でまとめられると思います。


なんか一見スマートですよね。男性が新卒入社の女子を口説く時の決め台詞にも使えそうな気がします。




基本的に私も日々の業務・オペレーションという意味では賛成でございます。でもそれを5年も10年も続けていたら確実に会社も個人も悲惨な状況に陥ります。



基本的に「シゴト」というのは「何を、どうやって、やる、そして確認する」という4つのプロセスに分解できます。えいごの方がビジネスっぽいので What→How→Do→Check ですね。

各プロセス毎に担当する人がおります。



What型:何をやるのか(どんな方向性に進むのか)を決める人     
 例)中小企業の社長、大企業の役員クラスの経営の方々

How型:Whatで決まった内容を「どうやってやるのか」ということを決める人々    
 例)中小企業の専務(副社長) 大手企業の本部長、経営企画部門

Do型:決定内容を落とし込んだ目標(KPI)が落ちてくるので、達成のためにひたすら働く人々       例)現場の奴隷の方々、下請け企業、外部雇用の方々

Check型:主にHowを作った人が担当
 



これでなんとなくわかったと思いますが、課題解決型というのは上記のHowを決める人たちに求められる思考なんですよ。

つまりスタートから「私、中間管理職になりたいんですー!!」と泣きながらすがっているようなものです。



どんだけ目線低めですか?

自己肯定感ゼロですか?






ちょっと真面目にコメントしますと、課題解決型では今後の世の中で現場ですら生きていけません。


理由は以下の3つです。



1)2010年以降ITの浸透が急速であり、今まで関係なかった分野の人たちも市場環境が急激に変化するから。

2)企業が抱えている課題が一つの製品やサービスでは簡単に解決できず、相手と深いレベルでの関係性を構築しないいけないから。

3)そもそも課題解決型の人が求めている独善的「答え」なんてこの世に存在しないから
 



3つ目は非常に根深いと思います。日頃大企業の現場ではたらいております私が感じるところだと、周りの皆さまは問題と解決策には「模範解答」があると信じている人が大半です。

月並みですが日本型の教育モデルの帰結だと思っております。



でも、本当に何が問題でどう解決すればいいか、なんて確信持って言える人はいるのでしょうか。少なくともその意見が100%正しいと証明できる人はいません。

 

なぜなら経済環境は生物系と同様に複雑系だからです。複雑系においては原因と結果の関係を断言することができません。

ちなみに友人でアメリカの某有名大学でポスドクしている者がおりますが、彼曰く「生物学の論文の再現性は体感値10%以下」と申しておりました。


では、どうすればいいのか。




課題を発見する人になればいいのです。


どうすればそうなるのか。



本来であれば、今までの歴史と市場環境を理解し、今後の社会をどうしたいのかという信念を持って、現状とのギャップを洗い出すことを「課題発見」というと思います。

しかし、前段2つはお勉強でできますが最後の信念を持つ、言い換えればビジョンを持つというのはちょっと才能的なところがあると思いますので、足切りになってしまうと思います。


なのでお手軽な方法考えました。

以下、「いくばる流課題発見プロセス」です。


【いくばる流課題発見プロセス】

ステップ1)課題はなんですか?とクライアントや関係者に聞きまくる

ステップ2)ヒアリングした課題を疑いまくる
      「本当にそれが課題なのか?(99%違う)」
      「なぜこの人はこれを課題と考えたのか?」
      「この人が課題を抽出した根拠は何か?」

ステップ3)相手が課題を考えた背景をベースに別の課題を考える

ステップ4)相手を納得させる根拠と論理を考える
 



この4ステップを踏めば間違いなく相手より一歩進んだ課題を設定することができます。

(その代わり、自分を過信している人には嫌われますが)
(そして根本的にパラダイムが変化していた場合は残念ながら有用ではないと思いますが)
 



課題を設定するということは、自分がしっかりと目の前の状況を理解し主体的な意見を持つということです。それによってぶつかることもあると思いますが、ただただ死んだ目をしてPDCAを回し続けるよりよっぽど仕事が楽しくなります。



ぜひ今までとは一寸違う考え方をして仕事に取り組んでみてください。新しい世界が少し見えるかもしれませんよ。






それでは、今回はここでサヨナラですー。

Written by いくばる

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